パーキンソン病の病態概論(パーキンソン病のメカニズムとリハビリ ③)
現在、日本には約13万7千人のパーキンソン病患者がいるとされています1)。割合に直すと人口10万人あたり約100~150人です。発症は20~80歳代で報告がありますが、好発年齢は50~60歳代で、40歳未満の発症は若年性…
現在、日本には約13万7千人のパーキンソン病患者がいるとされています1)。割合に直すと人口10万人あたり約100~150人です。発症は20~80歳代で報告がありますが、好発年齢は50~60歳代で、40歳未満の発症は若年性…
本記事をお読みいただく前に:治療法、薬剤、解剖生理学などは日々研究が進んでいます。記事に書いた内容も、参考にした文献のその時点での見解や仮説に過ぎません。記事はなるべく客観性を保つように書いていますが、その検証については…
私が理学療法士の養成校を卒業して最初に就職した病院は、神経内科の患者様が多く、中でも特徴的だったのが神経難病専門の病棟が2つあったことでした。そこにはALS(筋萎縮性側索硬化症)、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、多発性硬化…
解剖学の教材には、動画を用いたものもあります。動画の長所は、実際にメスで切開したり、ピンセットでつまんだ様子で質感が伝わってくる点や、様々な角度から映すことで、立体的な位置関係が理解しやすい点などがあります。値段が高いこ…
前回、写真系解剖学アトラスのお勧めとして「解剖学カラーアトラス」を紹介しました。今回はセラピストや治療家向けに骨格筋に特化したアトラスを紹介します(厳密には解剖学アトラスとして編集されたものではないですが、その用途として…
写真の解剖学アトラスを何冊か紹介しようと思ったのですが、いくつか見直してみて、この「解剖学カラーアトラス」が頭ひとつ抜けていると思い、今回はこの書籍だけを紹介します。 1985年に初版が刊行されて以来、版を重ねて、201…
前回は「プロメテウス」「ネッター」「グラント」という解剖学アトラスの代表的な書籍について書きました(👉「解剖学アトラス プロメテウスとネッターとグラントを比べてみた」)。今回は解剖学書について取り上げます…
徒手療法を行うセラピストや治療家にとって、解剖学アトラスは必携の書籍です。 手で治療する人間にとって、身体のどこに何の組織があるのか、正確に把握することが何よりも治療効果に影響します。そのために手元で大きな助けになってく…
徒手療法を学ぶ人にとって脊椎の触診は必須です。あらゆる徒手療法で脊椎を無視しているものはありません。運動においては、たとえ上肢単独に見える動きであっても脊椎は動いていますし、そこには関連があります。 運動神経、感覚神経、…
頭蓋領域の治療は、徒手で行う治療の中でも特に専門性が強く難解に思われています。理学療法士にしても治療家にしても、学生時代にその解剖すら多くは学んでいないはずで、それがそのような思いをさらに強めていると思います。 その神秘…