筋緊張を調整する中枢神経系(筋緊張を考える③)
前回(筋紡錘とゴルジ腱器官(筋緊張を考える②))では、筋緊張の末梢システムである筋紡錘とゴルジ腱器官、それに関係する神経について解説しました。伸張反射が運動においていかに大切か分かっていただけたと思います。 しかし、筋緊…
前回(筋紡錘とゴルジ腱器官(筋緊張を考える②))では、筋緊張の末梢システムである筋紡錘とゴルジ腱器官、それに関係する神経について解説しました。伸張反射が運動においていかに大切か分かっていただけたと思います。 しかし、筋緊…
最近、ブログでパーキンソン病についてまとめることになり、それを書くには神経の基礎や筋緊張について自分自身よく勉強する必要がありました。ブログを読んでくださる人にとっても、それらの知識が書いてあると理解しやすいだろうと考え…
筋緊張の異常について考えると、元の原因は中枢神経系であったり、末梢神経系であったり、姿勢制御であったり、色々とあるのですが、結局のところ、最終的には筋紡錘やゴルジ腱器官、それに関する神経の機能異常につながります。 筋紡錘…
「筋緊張」はセラピストや治療家にとって、切っても切り離せない存在ではないでしょうか。身体の不調や運動障害に悩んでいる方のほとんどに、この筋緊張の問題が絡んでいます。患者様の筋緊張を自在にコントロールすることができたら、ど…
パーキンソン病の主要症状のうち、「動作緩慢」「筋固縮」「振戦」「姿勢反射障害」を四大徴候と呼びます(姿勢反射障害を除いて三大徴候と呼ぶこともあります)。 「動作緩慢」は臨床では「無動」「寡動」と呼ばれることも多いと思いま…
生物の身体を考える上で神経の働きは欠かせないものです。脳、心臓、肺、筋肉、全ての働きは神経がなくては成立しません。 神経疾患を知るには神経の理解が不可欠ですし、整形外科疾患についても、痛みには神経が密接に関与しますし、運…
パーキンソン病は大脳基底核疾患(あるいは大脳基底核変性疾患)と区分されることもあり、パーキンソン病の症状を理解するには、まず大脳基底核をよく知ることが大切です。今回は大脳基底核についてなるべくわかりやすくまとめたいと思い…
セラピストや治療家にとって「解剖学」はまず最初に学ぶものです。養成校でも教材として購入したと思いますが、より深く勉強したいと思うと、それだけでは不十分だと思います。ここでは、実際に自分で使用しての実感をもとに、おすすめの…
パーキンソン病にレビー小体やα-シヌクレインが関連していることは、今までの記事を読んでいただくとよく分かると思います。ここで話が少し逸れますが、このレビー小体やα-シヌクレインと関わりが深い二つの疾患について触れたいと思…
研究が進んでいるパーキンソン病ですが、その原因については現在でもはっきり分かっていません。しかし病気が発生するまでの過程や、原因の手掛かりになるような発見はいくつかありました。 それは様々な角度からの知見であり、一見する…